なぜ病院で選ばれ続けるのか?医療現場で25年支持されるペーパータオルの秘密
一日に何度も「手洗い」が行われる医療や介護の現場では、手拭き用のペーパータオルは毎日大量に使う消耗品。使ってすぐに廃棄するものだから…と、コストを優先して選んだ結果、「手が荒れる」「すぐ破れる」といった現場スタッフの声が寄せられるケースも少なくないのではないでしょうか?
ペーパータオル選びは、感染対策の徹底や、スタッフの就労環境改善に直結しています。
そこで今回は、多くの病院や介護施設で25年間選ばれ続ける「クレシアEFハンドタオル」をご紹介。
- 吸水性が高く、少ない枚数でもしっかり拭き取れる
- しっとりと柔らかく、手洗いが頻回でも手指への負担が軽減できる
- ゴワつきがなく小さく丸まるため、廃棄時もかさばらない
そんな「クレシアEFハンドタオル」の秘密を紐解きながら、運用コスト・使い心地・環境配慮を満たす“ちょうどいい選択”を、一緒に見つけてみませんか。
目次
なぜ今、医療・介護現場で良質なペーパータオルの重要性が高まっているのか?
医療・介護現場では、手指衛生のための手洗いと使い捨てペーパータオルの使用が不可欠。ですが、頻繁な手洗いはスタッフの手荒れリスクを高めるため、肌に優しい良質な製品の選択が求められます。昨今は病院経営も厳しい環境におかれ、消耗品のコスト削減は避けられない課題ですが、現場の負担軽減と感染対策を両立するペーパータオル選びの重要性が今、改めて高まっています。
価格以外にもしっかり見極めたい、医療・介護現場におけるペーパータオル選びの6ポイント
医療・介護現場で使うペーパータオルは価格だけではなく、どのような環境で、日々どのように使用しているのかを把握しながら、交換・清掃・廃棄などの運用面、スタッフの負担まで含めて比較検討することが重要です。まずは、比較時に確認したいポイントを整理します。

1回の使用枚数が増えることは結果的に割高になりかねませんし、破れて散らかる、ゴミ箱からあふれるといったことが頻繁に起きると、衛生面での懸念も生まれ清掃の負担も増えてしまいます。またスタッフにとって大きな負担である手荒れ問題は、提供される治療やケアのクオリティにも影響しかねません。
「衛生管理」が大切な医療・介護の現場だからこそ、価格と品質を総合的に判断して選ぶことが大事です。
徹底される手指衛生と、切っても切り離せない「院内感染対策」
衛生への徹底した配慮が求められる医療・介護の現場。特に重要なポイントとも言えるスタッフの手指衛生の維持を取り巻く環境について、もう少し詳しく実態を見てみましょう。
厚生労働省発行の「介護現場における感染対策の手引き(1)」には『職員の手指を介した感染は、感染経路として最も気を付けるべき点』と記され、“ケアのたびに毎回手洗いをすること”“ケアの前後に手洗いすること”が基本とされています。さらには手洗いの際の注意点の一つとして『使い捨てのペーパータオルを使用する(共有の布タオルは使用しない)』とも記され、院内・施設内での感染対策として、手洗いと使い捨てペーパータオルが推奨されていることがわかります。
出典(1):介護現場における感染対策の手引き|厚生労働省
【コラム】180年前の奇跡。院内感染予防の父が命がけで伝えた手洗いの重み
今からおよそ180年前にあたる1840年代当時は、まだ微生物が病気の原因になることは知られておらず、医師が手を洗う習慣もありませんでした。そんな中、当時ウィーン総合病院に勤めていた医師センメルヴェイスは、産褥熱(さんじょくねつ)で多くの妊婦が命を落としている状況を危惧。「医師たちが解剖後に十分な手洗いをせず分娩に立ち会うことで、手に付着した遺体の微粒子が妊婦に伝播しているのでは」と推測し、塩素水による消毒手洗いを実施したそうです。これによりこの病院では約10〜20%程度だった妊婦死亡率が1〜2%程度に低下します。しかし、その主張は当時ほとんど受け入れられませんでした。晩年には精神病院へ収容され、施設内での不当な処遇の末、不遇のうちにその生涯を閉じることとなります。当時は認められなかったものの、手洗いは命を守る行為だと証明した彼は現在、「院内感染予防の父」「母親たちの救い主」と称えられています。一日に何度も繰り返されるその手洗いが、スタッフのみなさんにとってストレスではなく、確かな安心の時間であってほしい。私たちはそう願っています。
頻繁な手洗いによる「スタッフの手荒れ問題」への配慮
1回の処置やケアごとに手洗いが求められる医療・介護現場のスタッフは、石けんや消毒液、水洗いの刺激にさらされることで、手荒れに苦しむ人が少なくありません。ある研究では看護師の85%が何らかの皮膚問題を経験したと報告されており、手洗いにおいて皮膚損傷リスクが低い製品の選択が望まれることが示唆されています(2)。一般的に手荒れ状態の皮膚はバリア機能が低下していると言われますが、洗浄後の手指を拭くペーパータオルが硬く吸水しにくいものだと、手指への負担は更に大きくなるでしょう。医療・介護の最前線に立つスタッフの身体への影響を考え、手指への負担が少ない良質なペーパータオルの導入を決める施設も多くなっています。
出典(2):医療現場における手指衛生のためのCDCガイドライン|国際医学出版
病院経営の現実:医療費削減の波と、消耗品見直しによるジレンマ
一方、医療費削減政策による診療報酬改定や水道・光熱費の上昇などが、病院経営に大きな影響をもたらしているという現実も無視できません。2024年度の診療報酬改定後、調査対象の病院において医業利益率・経常利益率に悪化傾向が認められたという報告データ(3)もあり、各種経費の見直しを迫られている病院が多いことがうかがえます。特にペーパータオルのような消耗品はコスト削減の対象となりやすく、より安価なペーパータオルの導入に踏み切った…という方も多いことでしょう。やむを得ない決断ではありますが、結果として現場では、次に挙げるような新たな問題も起きているようです。
価格だけで選ぶと裏目に出る?医療・介護現場で起きているペーパータオルの3大ストレス
コスト削減のため低価格という点だけでペーパータオルを選ぶことで、実際に使用する現場では、破れやすく散らかる、紙質が硬く手荒れに繋がる、水が拭き取りにくく何枚も使ってしまう、といった悩みも起きています。
濡れた手で引くとすぐ破れる・シンクに落ちる(衛生リスク)
薄いペーパータオルの場合、濡れた手で取り出す際に破れてしまうことがよくあります。ディスペンサーに入れて引き出す場合などは特にちぎれやすく、破れたタオルがシンクや床に落ちて不衛生、という声もあるようです。衛生のための手洗いの結果、不本意にも不衛生な状態が作り出され清掃の手間が増えるというのは、現場としては大きなストレスと言えるでしょう。
1日に何度も手洗いをするスタッフの「深刻な手荒れ」
硬く吸水しにくい紙質のペーパータオルは肌への刺激が強く、乾燥したシーズンでは特に、手荒れの原因の一つにもなっています。実際にクレシアのお客さまでは、肌の弱いスタッフから改善を訴える声が挙がるというお話をうかがうこともあります。一般的な手洗い頻度であればそれほど気にならないものですが、手洗いが頻回な医療・介護スタッフの場合は大きな負担となってしまうのです。
1回の手洗いで何枚も使ってしまう無駄遣い
備え付けのペーパータオルが水を吸い取りにくく何枚も使ってしまう…という経験は、医療や介護に関わる方以外でも、多くの方がお持ちではないでしょうか。水が拭き取りにくいこと自体はもちろんストレスですが、せっかくコストを抑えようと選んだ製品でも1回の使用枚数が多くなってしまっては、結果的にコスト削減の効果も薄れかねません。
医療・介護現場で「クレシアEFハンドタオル」が選ばれる理由
クレシアEFハンドタオルは、クレシアがラインアップするペーパータオルの中でも医療・介護の現場で25年間支持されています。やわらかな肌ざわりでありながら、少ない枚数でしっかり拭き取れるこの製品。長年選ばれ続ける理由を、具体的に紐解いてご紹介します。
ペーパータオルには珍しい「2枚重ね」がもたらす驚きの吸水力
クレシアEFハンドタオルは、『クリネックス』や『スコッティ』のティシューで培った技術を応用した、薄いシートを2枚重ねにする独自の製法で作られています。ペーパータオルは1枚の作りが一般的ですが、薄いシートが2枚重なっているクレシアEFハンドタオルは、手指に寄り添うようにサッと水滴を吸水してくれます。
当社の従来再生紙と比べ「吸水量が約2倍」だから、1枚でしっかり乾く
独自製法の「2枚重ね」が吸水力を高めていることはもちろんですが、クレシアEFハンドタオルは素材自体の吸水力も高いという特徴も。その力は、当社の再生紙素材のペーパータオルと比較すると約2倍。少ない使用枚数でも手早く水分を拭き取ることができます。
圧倒的な吸水力で素早く水を拭き取れるので何枚も使う必要がなく、無駄遣いが起きにくいのです。


再生紙のゴワゴワ感なし!やわらかさ約4倍、なめらかさ約2倍
クレシアEFハンドタオルはパルプと紙パック等リサイクルパルプを使用していますが、バージンパルプ素材の製品と同様のやわらかさを実現しています。そのやわらかさは、再生紙素材のペーパータオル(当社品)と比較し約4倍、なめらかさは約2倍。まるでティシューのような肌ざわりを実現しました。
毎日の頻回な手洗いで負担がかかるスタッフの手指にも、優しくやわらかに寄り添います。


使用後のゴミ箱があふれない!やわらかく小さくまとまるメリット
硬くゴワつきのあるペーパータオルには、使用後のゴミ箱がかさ張るという難点もあります。あふれそうな使用済みペーパータオルをゴミ箱に押し込む作業は、衛生面への配慮が必要な医療・介護の現場ではなるべく避けたいものです。非常にやわらかな紙質のクレシアEFハンドタオルは簡単に丸めることができるので、ゴミ箱の中がかさ張りにくいというメリットもあります。
使っているときにも、使った後にも、現場のストレス軽減につながっているのです。
病院・介護施設のお客さまの声
実際に、クレシアEFハンドタオルを使用した病院や介護施設のお客さまからは、こんなお声もいただいています。
- 1日に何度も手を洗うため、肌に優しいソフトタイプを選びました。おかげで手荒れを起こしやすい人からも非常に好評です。
- 紙質が硬くないのでゴミも小さく纏まり、ゴミ箱もスッキリしました。
- 2枚重ねなので吸水力が高く、1枚でしっかりと水分を拭き取ることができました。
- 何回も手洗いを繰り返すため柔らかなものが一番だと思います。ザラザラなものが多い中肌ざわりがやさしいのが良いです。
- しっかりとした厚みがあるのにソフトなので破れずに1枚もしくは2枚取れば充分に手を拭けます。なので、コスト的にもありがたいです。
やわらかな肌ざわりや吸水性の高さについてのコメントが多く、クレシアEFハンドタオルの特徴をご評価いただいています。
資材選びから始める、施設に無理のない環境配慮。紙パックから生まれた資源の循環
FSC®認証製品(4)で紙パック等リサイクルパルプを配合するクレシアEFハンドタオルは、優れた機能性に加え環境配慮も実現しています。日常的に利用している製品で持続可能な経営姿勢を示すことができる、これからの時代に理想的なペーパータオルです。
(4):FSC®認証とは、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、その他のリスクの低い木材を使用した製品にFSCラベルを付け、認証製品として販売できる制度。FSC®マークが付いている製品を選ぶことは、森を大切にすることにつながります。
※当社ではFSC®認証製品(FSC® C124287)を取り扱っております。
独自に回収した紙パック等を再利用したリサイクルパルプ配合
クレシアEFハンドタオルは、パルプと紙パック等リサイクルパルプを混合した素材でできています。牛乳パックなどをリサイクルした紙パック等リサイクルパルプは、ティシューにも使われている安全性の高い素材。FSC®認証製品で紙パックリサイクルパルプを配合しているので、環境への配慮がなされた素材でもあります。
機能性と環境配慮を両立させる、これからの時代のペーパータオルの選び方
諸経費が高騰する中、消耗品はなるべく低コストに、という選択も避けられない判断でしょう。しかしあらゆる業界で持続可能な経営・運営が求められる現在、コストを少し長い視点で捉えることも、徐々に重視され始めています。現場で働く人々の心身の負担軽減や、環境への配慮という視点で資材を調達することは、“組織が持続可能性に向き合っている”ということを示す事例にもなり得るでしょう。
医療・介護現場でのペーパータオル選びFAQ
ここでは、医療・介護現場の皆様のふとした疑問にお答えします。

Q1:低価格なペーパータオルだと、なぜ手荒れしやすいのですか?
A:ペーパータオルの素材は主に「再生紙(古紙)」「パルプ+紙パック等リサイクルパルプ」「パルプ(バージンパルプ)」の3種類。パルプ素材は柔らかく強度と吸水力がありますが、木材から直接作られるため価格は高くなります。再生紙は、新聞やチラシ、段ボールなどを再利用した再生パルプを用いるため環境負荷と価格も抑えられる一方、さまざまな古紙を使用することで蛍光染料等が混ざる、紙質が硬くなるといったことが多く、結果的に手荒れを引き起こしやすくなることがあります。
クレシアEFハンドタオルは、両方のメリットをちょうどよく兼ね備えたパルプ+紙パック等リサイクルパルプで作られています。パルプのような柔らかさと強度、吸水力を持ちながら、環境配慮や導入しやすい価格も実現しています。
Q2:ペーパータオルは必要ですか?ハンドドライヤーでも構わないのでは?
A:実は、手は洗っただけでは十分に菌を除けてはおらず、しっかりと乾燥させる必要があります。もちろんハンドドライヤーでもしっかり手を乾かすことができますが、周囲への菌の飛散リスクや、乾燥までにかかる時間を考慮すると、医療・介護現場では特に、飛散を避けながら短時間で乾燥させられるペーパータオルが理想的とされているのです。
Q3:病院や介護施設で使用するペーパータオル、選定時のチェックポイントは?
A:製品自体の単価だけではなく、総合的に判断した際のコストパフォーマンスを考えることをおすすめします。つい一度に何枚も使用してしまうような製品の場合、消費が早く、交換の手間が増えたりコストが逆転する可能性もあります。破れやすい、かさばりやすいものは清掃の負担も増えるので、現場の負担や衛生上の懸念も増えるでしょう。切り替えを検討されている場合は、まず現場の声をヒアリングして現状の製品のメリット・デメリットを整理しつつ、職場にとって総合的にメリットの大きいものを選ぶことが理想的です。
Q4:「クレシアEFハンドタオル」の“EF”って?
A:「EF」は“Eco Friendly(エコフレンドリー)”の略。環境に配慮した製品であることを伝えていて、サステナブル経営の観点からも選ばれているブランドです。クレシアでは「はたらく手を守りたい」という思いから、やわらかい肌ざわり、かつエコな製品の開発を早くから進めてきましたが、紙パック等リサイクルパルプを使用したラインアップが次第に増えていく中で、環境にやさしい製品であることをより広く知ってもらいたいと考え、2001年からクレシアEFブランドがスタート。現在にいたるまで長くご利用いただいているのです。
現場の笑顔も、環境への配慮も。これからの施設に「ちょうどいい選択」を
医療・介護現場での手洗いは、安全な治療やケアのために欠かせないもの。だからこそ、手洗いのための資材もより良い選択ができると安心です。
ペーパータオルに限らず、どんな製品を導入するかについては定期的な見直しを行う施設も多いでしょう。その際にはぜひ、より多くの人が笑顔になれる“ちょうどいい選択”は何か?という視点で、日々衛生の維持に取り組む現場の声や様子、環境への配慮や貢献についても判断のポイントとしてみてください。
現場で働く人々にも社会課題にも、真摯に向き合うことが不可欠なこれからの時代、私たちクレシアの製品が、皆さんのより良い選択の一つとなれることを願っています。