防災庁発足を機に見直したい、災害時のトイレ備蓄 | 舎人公園「防災フェスタ」で見えた家庭の備え
災害への備えというと、まず飲料水や食料を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、地震や台風、豪雨などで断水が起きた際、毎日の生活に大きく影響するのが「トイレ」です。2026年11月2日、政府の災害対応の司令塔となる防災庁が発足しました。災害が起きてから対応するだけでなく、平時から被害を減らすための「事前防災」が、重要な役割の一つとして位置付けられています。細野豪志防災大臣は、防災庁の発足にあわせ、国民に災害への備えを進める「事前防災徹底のための緊急要請」を示しました。その中で、最低3日、できれば1週間分の飲料水・食料・トイレを備えることの重要性に言及しています。ご家庭の防災備蓄を見直すタイミングに、飲料水や食料とあわせて、災害時のトイレについても準備を始めてみませんか。
目次
災害時には、いつものトイレが使えなくなることがあります
地震や台風、豪雨などの災害では、断水や停電、下水道・排水設備の損傷などにより、自宅のトイレが使えなくなることがあります。
トイレを我慢することは、日常生活や健康維持にも影響します。特に、小さなお子さま、ご高齢の方、持病のある方がいるご家庭では、トイレ環境を整えておくことが大切です。
飲料水や食料とあわせて、災害時に使用できる簡易トイレや携帯用トイレを備蓄しておくことが、いざという時の安心につながります。
舎人公園「防災フェスタ」で簡易トイレを展示・体験いただきました
2026年10月24日(土)、東京都立舎人公園A地区 サービスセンター前広場で開催された「防災フェスタ」に、日本製紙クレシア(以下、クレシア)は出展しました。
当日は、西新井消防署、竹ノ塚警察署、自衛隊、足立区、東京水道株式会社など、地域の防災に関わるさまざまな団体・企業が参加。車両展示や地震体験、ハザードマップ教室などを通じて、「自助・共助・公助」について学べるイベントとなりました。
クレシアのブースでは、災害時に備えるトイレ備蓄商品を展示しました。来場者の皆さまには、実際に組み立て式の簡易トイレに座っていただき、本体の大きさや座り心地、備蓄時の保管性をご確認いただきました。
災害時のトイレは、日頃は意識する機会が少ない備えの一つです。実物に触れ、使用する場面を具体的にイメージすることが、備蓄を始めるきっかけになります。

アンケート結果から見えた、トイレ備蓄の課題
防災フェスタでは、ご家庭における災害への備えや、簡易トイレ・携帯用トイレの備蓄状況についてアンケートを実施し、53人の方にご回答いただきました。
「ご家庭では、災害時の備えがどの程度できていると思いますか」という質問には、「十分にできている」「ある程度できている」と回答した方が64.2%でした。一方で、「どちらともいえない」「あまりできていない」「全くできていない」と回答した方も35.8%いらっしゃいました。
また、「災害時にトイレが使えない場合に備えて、簡易トイレや携帯用トイレを備蓄していますか」という質問では、「必要だと思う量を備蓄している」と回答した方は24.5%にとどまりました。

「備蓄しているが、量は十分ではない」「備蓄していない」「わからない」と回答した方は、合計で75.5%でした。トイレの備えの必要性は感じながらも、必要量まで備蓄できていないご家庭が多いことがうかがえます。
アンケートでは、「災害時に備えたトイレ備蓄は、1人当たり1週間分として35回分※が必要であることを知っていましたか」ともお聞きしました。「知らなかった」と回答した方は83.0%にのぼり、トイレ備蓄の量についてアナウンスが十分ではないことも見えてきました。
一方、イベント参加後に「これから新たに備えたい」「不足しているものを追加したい」と回答した方は、合計で83.0%でした。簡易トイレを実際に見て、座って体験することが、ご家庭の備蓄を見直す後押しになったと考えられます。

※ 出典:トイレ備蓄忘れていませんか?|防災庁
突然の断水に備える「クレシア 簡易トイレホームタイプ20」
「クレシア 簡易トイレホームタイプ20」は、地震や豪雨などによる突然の断水に備えておきたい、組み立て式の簡易トイレセットです。
本体は折りたたみ式で、組み立ては簡単。軽量のため持ち運びやすく、保管時にもスペースを取りにくいため、ご家庭での防災備蓄に適しています。
耐荷重は200kg。本体は水に濡れても使用でき、消臭シート付き処理袋を取り替えることで、本体は繰り返し使用できます。
本体にはリサイクル原紙を使用し、処理袋には環境負荷の少ない植物性プラスチックを約25%使用しています。災害時への備えとともに、環境にも配慮した商品です。
| 商品名 | クレシア 簡易トイレ ホームタイプ 20×1セット(セット販売) |
|---|---|
| セット内容 | 本体1個、底板1個、便座1個、フタ1個、消臭シート付き処理袋20枚、ティシュー50組4個、ゴミ袋1枚 |
| 特徴 | 折りたたみ式、軽量、耐荷重200kg、水に濡れても使用可能 |
| 本体の使用 | 処理袋を交換することで繰り返し使用可能 |
| 組立サイズ | 幅356×高さ385×奥行345mm |
| ケースサイズ | 幅448×高さ640×奥行72mm |
| 重量 | 3.3kg |
| 価格 | 7,480円(税込・送料込み) |

備蓄する量は、ご家族の人数や備えたい日数に応じて検討することが大切です。アンケートでご紹介した「1人1週間35回分」という目安を参考に、ご家庭の備蓄状況をご確認ください。
「もしも」の時に困らないために、今できる備えを
国難級の災害への備えは、行政や自治体だけで完結するものではありません。一人ひとりが飲料水、食料、そしてトイレを備えることが、災害時に自分や家族の生活を守ることにつながります。
また、自分自身で備えられる方が増えることは、本当に支援を必要とする方へ支援を届けることにもつながります。
防災庁の発足を機に、ご家庭の防災備蓄を見直し、災害時のトイレ対策も準備しておきましょう。