執筆者: クレシア編集部

くらしのヒント

いつものお買い物が「心強い防災」に。日用品を使い倒すクレシア流・ローリングストックの活用術

# 使い方の知恵 # SDGs # 衛生 # 防災

「防災対策、そろそろやらなきゃ」……そう思って、「防災リュック」を準備されている方も多いはず。必需品の「一次持ち出し袋」として、防災リュックは心強い存在ですよね。

でも、一度準備してクローゼットの奥などに押し込んだままになっていませんか?いざという時にリュックを開けたら、保存食の期限は切れ、電池は液漏れ、何が入ってたかも忘れていた……。そんな「よくありがちな状況」を解消するのが、今注目されている「ローリングストック」という考え方です。

今回は、衛生用品のプロと自負するクレシアの従業員だからこそ知っている、日用品を120%活用する「裏技」をご紹介します。いつものお買い物が、いざという時に自分や家族を守る力に変わる。そんな防災のカタチを、一緒に見ていきましょう。

「ローリングストック」が防災の要になる理由

「ローリングストック」という言葉、最近よく耳にしますよね。簡単に言うと、「普段から使っているものを少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足していく」という備蓄方法のことです。

ここで一度、防災の備えを「役割分担」で整理してみましょう。

防災リュックは、避難する時にすぐ持ち出す「一次持ち出し袋」です。背負って走れる重さにとどめるため、貴重品や常備薬、少量の水、衛生用品など、最低限のものを準備します。一方、ローリングストックは在宅避難を中心に、数日〜1週間程度の生活を支えるための備え。たとえ自宅にいられても、水・電気・ガス・通信インフラ・物流が止まると、生活は一気に不自由になります。

そして現実には、在宅で一時的に様子を見たあと、状況が悪化して避難所に移動するというケースもあり得ます。だからこそ、どちらか一方ではなく、状況に合わせて切り替えられるように「補完関係」で備えておくのが安心です。ローリングストックで備えている日用品の一部は、いざという時に追加で持ち出す「二次持ち出し」としても活用できます。

最大のメリットは、備えを「特別なもの」から「日常の安心」へ切り替えられること。定期的に備蓄品を見直すきっかけにもなりますし、何より「使い慣れたものが常にある」ことが、避難生活の不安を和らげてくれます。

経験者が語る「なぜ日用品が防災品になるのか」

実際に被災された方々が口を揃えて言うのは、「ライフラインの復旧には想像以上に時間がかかる」ということです。水道・電気・ガス、そして現代では欠かせない通信インフラ。これらが止まったとき、私たちの「当たり前」は一気に揺らぎます。

そこで役立つのが、以下のアイテムを「少し多め」にストックしておくこと、そして日常のなかで使っては買い足すサイクルを回していくことです。

  • 水(ペットボトル)
  • カセットコンロ・カセットボンベ(電気やガスが止まっても調理が可能)
  • LEDランタン・乾電池
  • モバイルバッテリー(スマホの充電源は情報の命綱)
  • トイレットロール・ティッシュなどの紙製品
  • ラップ・ゴミ袋・絆創膏・常備薬

特にスマホは、今や大事な防災ツール。自治体のハザードマップを確認したり、防災アプリでリアルタイムの避難情報を得たり。でも、電源が切れてしまえば使えません。普段からモバイルバッテリーを使いながら、いつでも充電できる状態にしておく……これも立派な防災アクションです。

そして、意外と見落としがちなのが「衛生用品」の備えです。水や食料は意識できても、お風呂に入れない、トイレが自由に使えない状況での「衛生」をどう保つかは後回しになりがちです。ここをおろそかにすると、感染症のリスクが高まるだけでなく、精神的な負担も一気に増えてしまいます。

例えば、アルコールタイプのウェットティッシュ。これは食事前や、共有部分を触った後の衛生管理に役立ちます。さらに、クレシアが提案する「ボックストイレ」のようなアイテムも、家族の人数に合わせて準備し一度箱から出して組み立てておくと、いざという時の焦りが減ります。動画で使い方を確認しておくのも、今の時代ならではの備え方ですね。

クレシア ボックストイレ How to use

拭くだけではない!クレシア従業員が教える紙製品の意外な防災活用法

ここまではローリングストックの重要性をお伝えしてきましたが、備蓄品がいざという時に「何役もこなすアイテム」になれば、さらに心強いですよね。

そこでここからは、衛生のプロと自負するクレシア従業員が実践している、紙製品の意外な活用術をご紹介します。

トイレットロールは万能!なんと着火剤にも!?

「えっ、トイレットロールが火を起こす道具に?」と驚かれるかもしれません。でも、トイレットロールの「形状」を逆手に取れば、災害時の暖房や調理を支える強力な味方になるんです。クレシア従業員も実践している、「もしも」に役立つ2つの活用法がこちらです。

【日常の小技】芯を抜いて「どこでもティッシュ」に

トイレットロールの芯を抜き、内側から紙を引き出すと、ロールが転がりにくく、ティッシュのように使えます。さらに、ビニール袋に入れれば、家のなかでも、外でも清潔さを保てます。

【非常時の知恵】芯を活用した「即席着火剤」

使い終わったトイレットロールの芯の中に、不要な新聞紙や使い古した紙を詰め込みます。この時、「ぎゅうぎゅうに詰めすぎない」のがポイント。ある程度ゆるみを持たせて、空気が通る道を作ると、火がつきやすくなります。芯は、そのままでも、少し形を整えてもOK。状況に合わせて使いやすい方法で試してみてください。

これに火をつけると、調理や暖を取る場面で助けになります。

※火を扱う際は、必ず屋外の安全な場所で行い、焚き火台や耐熱シートなど不燃性の台の上で着火してください。避難所では自治体や施設のルールに必ず従ってください。

ボディーシートにもなるワイプオール

次にご紹介したいのが、知る人ぞ知る名品「ワイプオール」です。 普段は工場の部品拭きやプロの掃除現場で使われるこのアイテム。「布のような丈夫さ」が最大の特徴なんですが、これが災害時には「心強い味方」に変わります。

断水でお風呂に入れないとき、このワイプオールに水を含ませます。 「まさに布!」とプロも絶賛するように、しっかりと全身を拭きあげても、全く破れません。ワイプオールならこれ1枚で身体と心のリフレッシュが可能なんです。

ふだんの生活では当たり前の「さっぱりした感覚」が、避難生活では大きな安心につながります。ローリングストックの中にワイプオールがあるだけで、安心のレベルが一段階上がります。

断水時も安心!ペーパータオルはこう使う!

最後は、キッチンや洗面所でお馴染みのペーパータオル。クレシア従業員の間でも、特に熱いアイデアが集まったのがこのカテゴリーです。

スコッティ ファイン 3倍長持ちキッチンタオル

「実はこれ、食器代わりにもなる優れものなんです」と、従業員も太鼓判を押す活用術があります。

避難所でお菓子や配給品を渡されたとき、お皿を使うとどうしても洗い物(水)が必要になりますよね。そこで、このキッチンタオルを「敷く」、あるいは「包む」ことで、直接汚れをつけずに食事ができます。油分のある食べ物でも破れにくく、重宝します。

また、「食品添加物」と表示された少量のアルコールを染み込ませて、使い終わったスプーンなどのカトラリーをサッと拭き取るのもおすすめ。あらかじめ汚れをしっかり落としておくことで、その後の洗浄に必要な水を最小限に抑えることができます。貴重な水を守りつつ、清潔さも保てる、賢い衛生管理術です。

商品名特徴非常時の知恵
トイレットロール
(クリネックス、スコッティ)
加工しやすい、燃えやすい(芯)どこでもティッシュ
即席着火剤
ワイプオール布のような丈夫さで破れにくい即席ボディシート
スコッティ ファイン
3倍長持ちキッチンタオル
油分に強く、吸水性が高いカトラリーの拭き取り
食器・包み紙代わり

今日のお買い物から始める!家族を守る「心強い防災習慣」

ここまで、トイレットロールからペーパータオルまで、意外な活用法をご紹介してきました。いかがでしたか?「えっ、そんな使い道があったの?」と、今すぐ試してみたくなった方も多いのではないでしょうか。

防災は、決して「怖いもの」「面倒なもの」ではありません。 日々の生活をちょっと便利に、ちょっと安心にしてくれる「知恵」でもあります。

「1品2役」の商品を活用しよう!

今回ご紹介した活用術の共通点は、すべて「1品2役以上」をこなしていること。日常の中で「何通りにも使える多機能なアイテム」をストックすることが、荷物を増やさず、期限切れも起こさない、現代における心強い備え方です。

  • トイレットロール(拭く + 着火剤)
  • ワイプオール(掃除 + ボディケア)
  • キッチンタオル(拭く + 食器・タオル代用)

このように日常と災害の境目をなくす考え方を「フェーズフリー」といいます。普段の公園ピクニックで、トイレットロールを芯抜きで使ってみる。大掃除でワイプオールの丈夫さに感動してみる。そんな日常の小さな体験が、いざという時のあなたと家族を助ける「経験値」になります。

あなたのカゴが、心強い防災セットに変わる

次にお買い物に行くときは、想像してみてください。「これは、もしもの時にどう使えるかな?」と。 その視点を持つだけで、あなたのカゴの中身は、世界に一つだけの「防災セット」に変わります。

クレシアは、これからも「生(せい)を衛(まも)る」企業として、あなたの日常と、もしもの時の安心を支え続けます。まずは今日、いつものペーパータオルを1パック多めに買うところから、新しい防災習慣を始めてみませんか?

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クレシアについて

クレシアは、ティシューやトイレットロールをはじめとする衛生用品を通じて、生活者の毎日に寄り添ってきました。
手に取るたびに感じるやわらかさ、使い終わったあとに残る安心感。
その“当たり前”を支えるために、私たちは見えないところで手間を惜しまず、品質を確かめながら、60年以上、工夫と改善を積み重ねてきました。
家庭で使われる日用品はもちろん、工場・研究室・病院など高い水準が求められる現場にも、用途や環境に合わせた品質で応えています。
これからも、衛生環境の維持と拡大に向けて、日々の「ものづくり」を丁寧に続けていきます。